ハゲちゃん育毛健康日記

薄毛対策・育毛・健康情報

しょうがを摂ろう

ショウガは中国で漢方医学に欠かせない存在として広く利用されてきました。
原典というべき書物「傷寒論」にも、生姜は体を温め(血行をよくし)、
すべての臓器の働きを活発化させる。
体内の余分な体液(水の滞り)を取り除き、気を開き(気の滞りをとり・・・)
といった意味のことが書かれています。
明の時代に書かれた「本草網目」にも、生姜は百邪(さまざまな病気)を
防御するという記述があります。

さらに漢方薬の中で医師が処方している医療用の漢方百数十種類のうち、
何と7-8割に生姜が使われています。
風邪薬として有名な葛根湯や、胃薬の安中散、肝臓の薬の小柴胡湯
腸の薬の桂枝加芍薬湯なども生姜入りです。

生姜なしに漢方は成り立たなないと言われているのは、生姜には漢方医学
でいうところの「気・血・水」の流れを正常にして健康を守る働きがある
とされているからです。

漢方医学ではこの「気・血・水」が滞るとあらゆる疾病が起こるとされて
います。
血の滞りは、瘀血といい、いわゆる血液ドロドロの状態です。
心臓や血管系の働きが低下して血流が悪くなると、その部分の細胞は正常
に働かなくなり、あらゆる病気の原因となります。
放っておくと炎症や腫瘍、心筋梗塞脳梗塞など深刻な病気に進んでしま
います。体がほてる、赤ら顔、大便の色が黒く臭いがきつい、などは瘀血
で血液が滞ったために現れる代表的なサインです。
つまり、冷えは血液の汚れのも直結します。
気の滞りは目に見えない生命
維持のためのエネルギーが滞ることです。
元気、ヤル気、気合いなど、気という字がつく言葉は日本語にも非常に多
くあります。新陳代謝を促したり、体温を正常に保つために欠かせない原
動力と言われ、気の流れが邪魔されて滞ると、はじめは何となくスッキリ
しない、体のあちこちが痛む、お腹が張っているなどの不快感として表れ
ます。
ひどくなるとうつ病不眠症慢性疲労症候群などにもなりやすくなりま
す。
生姜にはこれらの流れをよくし、健康を増進する万能の作用があるのです。