ハゲちゃん育毛健康日記

薄毛対策・育毛・健康情報

日本のサプリとアメリカのサプリ

サプリ先進国のアメリカでは、日本に先立ち、さまざまな問題
が起こっています。
アメリカでは、ハーブによるトラブルが頻発しているのです。
ハーブの歴史は、古代エジプト時代にまでさかのぼります。

ハーブというと、自然のもので安全だというイメージがありま
す。しかし、ハーブには医薬品に認定されているものも多く、
安易に考えていると大きな事故を招くこともあるので注意が必
要です。

アメリカでは、1994年の栄養補助食品教育法(DSHEA)の
設立によってハーブがサプリメントとして流通するようになり
ました。それを機に、ハーブは爆発的に市場規模を拡大してい
くことになったのです。
しかし、エフェドラ(Ephedra)というハーブによって死亡事故が
起きて、食品医薬品局(FDA)は既成の見直しを余儀なくされる
ことになりました。

エフェドラは、またの名をマオウ(麻黄)といいます。中国の乾燥
地に自生しているマオウ属の小低木、シナマオウ、アイマオウ、
キダチマオウなどの地上茎(草質茎)を乾燥させた生薬で、鎮咳、
解熱、発汗に効果があり、漢方薬として用いられています。
また、マオウはアルカロイドの原料ともなります。
薬理活性や
毒性をもち、麻薬に匹敵する危険な薬品なのですが、アメリカ
ではサプリメントとして、いまでもコンビニエンスストアで売ら
れいます。

日本では「医薬品」ですから、もちろんサプリメントとしては流
通していません。また、無許可で輸入することも薬事法違反です。
しかし、アメリカではダイエットや筋肉増強を目的として数百人
が利用しているといわれています。
マオウから抽出される成分は、
エフェドラアルカロイドといいますが、アメリカでは、エフェド
ラの長期使用や過剰摂取によって死亡する事故が相次いでいます。
にもかかわらず、FDAは1997年、エフェドラ製品について、
警告ラベルを添付する提案と、1日の摂取量を定めるように勧告
を行っただけです。
そして恐ろしいことに個人輸入や輸入代行業
者などの仲介によって日本にもエフェドラ製品が入ってきています。
アメリカのダイエット商品に関心がある人は要注意です。
マオウは
生薬として扱われています。日本でも、咳止めなどに使用されてい
る正式な薬品です。薬事法により、正しく用いる限りにおいては、
けっして危険なものではありません、ですから、必要以上に神経質
になる必要はありませんが、サプリメントとして容易に使用しては
なりません。気軽にダイエットに使えるようなサプリメントではな
いのです。髪を増やす食べ物やサプリ